普段から仕事でノートパソコンを持ち歩く人以外にも、リモートワークとの併用など多様な働き方に対応できるよう、ノートパソコンをより導入する企業が増えています。
ノートパソコンを持ち歩く「人」も「頻度」も多くなるので、紛失や盗難のリスクも必然的に増加しています。
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■ パソコンを持ち運ぶリスク
■ 盗難・紛失しないための意識と予防
■ 紛失・盗難に遭った場合の対応
ノートパソコンの紛失や盗難被害に遭った際に怖いことは、情報漏洩です。パソコン紛失や盗難のリスクについて、意識するべきポイントをご紹介します。
■パソコンを持ち歩くリスク
業務で使用するノートパソコンの中には、業務の資料、顧客情報、機密や個人情報などさまざまな重要データにアクセスできるため、情報を守るということを常に意識しましょう。
さらに意識すべきは、パソコン紛失によっておこるデータ漏えいの、企業への影響です。
考えられるリスクについてまとめました。
| 会社のデータや個人情報の漏洩
パソコンに保存されている個人・企業情報漏洩の可能性があります。
ローカルに保存されている作業情報、メンバー情報
データ閲覧による業務の機密事項など
情報の売買の可能性
| 不正利用される
パソコンを紛失すると、悪意のある人に情報を利用される可能性もあります。
個人情報やカードなどの情報の不正利用
なりすましやスパムメールを送信する
| 企業信用への影響
パソコンの紛失により機密情報漏洩や不正利用が発生すると、企業の信用に深刻な影響を与える可能性があります。
お客様の個人情報や機密情報や、保存されているメールのやりとりなどから情報が流出してしまうと、企業の信頼にきなダメージを負うことになります。
■盗難・紛失しないための意識と予防
パソコンを持ち歩くリスクを意識していれば、紛失や盗難に遭遇する確率を下げられます。皆さんが、ちょっと意識を高めることで防ぐことができると思います。
| リスクが高い状況をさける
待ち時間にカフェなどで仕事したり、終業後や出張先でパソコンを持ったまま飲食する場合には、盗難や紛失のリスクが大きくなります。
カフェでの置き忘れに注意!急いでいる時こそ再確認をする
トイレに行く際や、席を離れるときはパソコンを携帯する
飲酒するときはパソコンを持ち出さないなど、自身で制限する
パソコンを携帯する場合は鞄に目を配り、飲み過ぎには注意する
帰る際には置忘れがないかをチェック!同席者にも声掛けを頼んでダブルチェック
| 電車や車での移動時も注意
移動中の電車内、待合のベンチなどへの置き忘れによる紛失や盗難、車上荒らしによる盗難も考えられます。
電車内では、鞄は膝上に置くこと(上棚には置かない!)
移動中の居眠りに注意!鞄は体から離さない。
駐車中の車にノートパソコンを置き去りにしない
| ログインパスワードを変更する
万が一、ノートパソコンが第三者の手に渡った場合も、パソコンの中を見られなければ被害が大きくならずに済みます。対策のひとつとして簡単にログインできないようなパスワードを設定しておきましょう。
<パスワード>の作成ルール
8桁以上、アルファベット大・小文字、数字・記号 のうち3種以上を使用などで設定
| セキュリティ対策やリスクについて意識する
パソコンを持ち歩く=会社の情報を持ち歩いているという認識を持つことが重要です。
セキュリティ対策やリスクについて、社内セミナーの実施と積極的な参加が意識の継続にもつながります。機密の重要性や紛失時のリスクと対策について知っておくことは重要です。
具体的な対策としては、以下が挙げられます
強固なパスワードの使用、
データの暗号化
定期的なセキュリティトレーニングの実施、
適切なバックアップの取得、
セキュリティソフトウェアの導入
■紛失・盗難に遭った場合の対応
もしも、パソコンの紛失や盗難に遭った場合には、迅速に対応することが重要です。これによって、個人情報の保護や損失の最小化が可能です。
| 紛失・盗難に遭ったときの対応
もしも場合、即座に適切な部署や担当者に通報し、会社のセキュリティーポリシーに従って対応してください。速やかに行動しましょう。
✅ 上司やITサポートへ、すぐに報告する
すぐに上司やIT担当者に連絡し、紛失した時の正確な情報を報告してください。従って報告手順を実行してください。
IT担当者が会社のネットワークやシステムへの不正アクセスを防ぐため、セキュリティ強化などの対応をしてくれます。また、指示に従いパスワードの変更などを行ってください。
✅ 警察に報告する
会社のパソコンが盗まれた場合、すぐに警察に通報し、警察からの報告書を取得することが重要です。これは、盗まれたパソコンが後で不正に使用された際に役立ちます。
✅ 個人管理のアプリについて
個人で管理しているアプリについてもログイン情報やパスワードを変更し、不正アクセスを防ぎましょう。
| パソコンを紛失したことを関係各所に連絡する
パソコンを紛失により、顧客の個人情報や取引先の企業の機密情報が流出するリスクがあるため、パソコンを紛失により情報が流出する可能性があることの連絡とともに謝罪する必要があります。(情報が流出してしまてからでは遅いからです!)
会社の指示に従い、個人情報の持ち主や取引先の企業へ連絡して、説明と謝罪を行うなどの対応が必要です。
パソコンを紛失したことを隠すと企業の信用が大きく低下し、被害も大きくなる危険があります。被害の及ぶ範囲を迅速に把握して連絡することで、会社の信頼が低下するのを最小限に抑えることができます。
今回も大変ためになる内容で、良かったです。
内容がますます充実していますね。