送信元を偽ったメールを送信し、URLをクリックさせてウイルスを侵入・感染させたり、怪しいサイトへ誘導するなど、迷惑メールの被害を受けている人や会社が増えています。
皆さんが毎日受信するメールの中にも潜んでいる可能性があるので、注意が必要です!
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■ 迷惑メールとは
■迷惑メールとは
迷惑メールとは、詐欺やウイルスなどを潜ませている悪質なメールです。一般的には受信メールの添付ファイルやリンク、本文中のURLを開いたらウイルスが起動します。
迷惑メールの目的は、個人情報や会社の機密情報の搾取、金銭の搾取などです!
| 代表的なウイルスメールの事例
実在企業やサービスを詐称し、偽のURLをクリックさせて偽サイトへ誘導
添付ファイルを開封させ、ファイルの書き換えや削除を行う
企業などの公式ページに激似させウイルスを配布してるケース
正規のメールを装い開封させる
| チェックポイント
差出人に見覚えがあると信頼してしまう可能性が高くなります。メールアドレスや件名などに違和感を感じたら落ち着いてチェックすることが必要です。
▮ 発信元の確認
身に覚えのない送信元の場合は、詐欺メールを疑ってください。Amazonや運送会社など実際に利用しているサービスに成りすましている場合もあり、騙されやすいため要注意です!
メールアドレスのアルファベットがちょっと違う、一文字多いなど
ドメインの末尾は「.co.jp」「. jp」「.com」などが一般的だが、あまり見かけないドメインや、「.com」の後に文字が追加されている場合は注意!
▮ 件名や宛名、メール内容の確認
覚えのない件名や、宛名(○○様など)のない場合も注意が必要です。怪しいと思ったらメールを開かないでください。
個人宛メールなのに、送信先が多数表示や知らない人が含まれている場合も要注意
内容や文法に違和感があったり、簡略化した字体の漢字が使われている場合など、海外からの詐欺メールの可能性もある
▮ メール文中に記載のURLやリンクを確認
メール文中に記載されているURLやリンクは安易にクリックしないでください。
差出人に見覚えがある場合も、なりすましで本物に似せたURLを使用しているメールや、表示しているURLとクリックして実際に開くサイトが違う場合もあるので、まず確認を!
<確認方法>
下記図のように、記載のリンク部分にマウスポインタを重ねると指さしアイコンが表示し、ステータスバーにリンク先のURLが表示されます。記載のリンクと表示するリンクが相違する場合は、詐欺メールの可能性あり!クリックしないでください!
トラブルの事例 ⚠
▮取引先からのメールに記載されていたリンクを開いたら感染してしまった。実は取引先のサーバーがウイルス攻撃を受けていたため、担当者になりすまして送信されてきた悪質メールだったという事例。
▮見覚えのある人・企業からメールが届き添付された文書を確認して欲しいという内容で、添付のOfficeのアプリ(ワードやエクセル)を開いたら感染したという事例。
■被害にあわないために
怪しいメールと感じた場合、送信元や件名などをウェブ検索すると「詐欺」「なりすまし」などの結果が表示されることが多いです。
| 怪しい・不明なメールは削除する
身に覚えのないメールや少しでも怪しいと思ったメールは削除しましょう。
| 安易にURLをクリックしない、添付ファイルを開かない
メール本文のURLは安易にクリックしない方がいいです。
リンクへの移動を求められる場合は、正規のサイトからのアクセスをオススメします。
また、添付ファイルにも注意してください。Officeのアプリファイルにはマクロ型ウイルスが仕組まれていることが多く、開くとファイルの書き換えや削除を行うウイルスです。
| 社外と社内で連絡ツールをわけることもオススメ!
社内と社外の連絡ツールをわけることで被害にあうリスクを下げることもできます。
社内連絡にビジネスチャットなどを活用すると、社外からの影響を受けないため安心です。
また、メールを社外とのやり取りを中心に使用することで、身に覚えのないメールやなりすましメールの存在も見えやすくなるのではないでしょうか?
■感染したかも?その時は
セキュリティソフトによってウイルスが検知されたとか、「ウイルスメールを開いたかも」と思ったら、まずパソコンのネットワークを切断し、被害が大きくなるのを防ぎましょう。
⚠ LANを使っている場合 → LANケーブルを抜く
パソコンに接続しているLANケーブルを抜いて、ネットワークから遮断しましょう。
⚠ 無線LANを(Wi-Fi)を使っている場合は → 接続を「切断」する
Wi-Fi 接続中はスクバーの画面右下に、扇形のアイコンが表示されているのでクリックします。
↓↓
現在接続中の Wi-Fi が一番上に表示されます。
「切断」ボタンを押すとWi-Fiが切断されオフライン状態となります。
これでネットワークから遮断されます。
ー会社内のパソコンの場合ー
他のパソコンとネットワークでつながっていて、感染拡大の可能性があるのですぐにネットワークから遮断してください!
つぎに、社内のシステム部門の担当者に報告して対応を行ってください。
| セキュリティソフトでウイルススキャンを実行
感染した可能性があるすべてのパソコンをオフライン(インターネットに未接続の状態)にして、セキュリティソフトを起動しウイルススキャンを実行します。
ウイルスが発見されると、感染したウイルス名が画面に表示されるのでウイルスに合った対処法を確認して、各セキュリティソフトの指示に従ってウイルスを駆除しましょう。
<注意点>
●原因となったメールやファイルも一緒に削除する。ごみ箱からも完全に削除すること!
●駆除後、再度ウイルススキャンとセキュリティソフトのアップデートを行うこと、
問題が発生しなければ作業は完了です。完了後、パスワードが漏えいしている恐れがあるので、念のために利用していたサービスのパスワードを変更しておくと安心です。
すっごく分かりやすい内容でした。
今後も、色々なIT情報を教えてください。