エクスポートしたCSV ファイルを Excel で読み込んだり、Excelにゼロから始まるデータを入力しても、ゼロが消えない設定できればいいのに――と思いませんか?
先頭のゼロを消さない簡単設定、変換時に通知しない設定をご紹介します。
・・・INDEX・・・
■CSVの先頭のゼロを表示するには
エクスポートしたCSV ファイルを Excel で読み込むと、データの先頭に付いているゼロが消えてしまい、業務中は困ることも多々ありますよね。
「Microsoft 365」アプリの「バージョン 2309」より、ゼロで始まるデータの先頭のゼロが消えないように「自動データ変換」を無効化するオプション機能が導入されました。
| 「自動データ変換」を無効化する
CSVをExcelで開くと自動データ変換の確認画面が表示されるようになり、「変換しない」を選択するとゼロから始まる数値データは文字列の扱いになり、冒頭のゼロが削除されずに表示されるようになります。電話番号や商品コードなどのぜロがそのまま表示されます。
↓↓
確認画面が表示するようになり「先頭のゼロ削除」に変更しない設定ができるようになったので、これまでの不便さは解決しました。
⚠ 注意点
下記メッセージの「.csvまたは類似のファイルで既定の変換について通知しません」にチェックをつけた場合は、CSVなどのファイル読込み時に自動データ変換がオフになり、次回からは変換メッセージが表示されなくなりますので、ご注意ください。
| 「データ損失の可能性」の表示について
上部に「データ損失の可能性」の情報バーが表示されるのは、「機能が失われないようにするには、Excel ファイル形式で保存してください」とあるように、Excel 形式で保存しないと追加した情報は保持されないものもありますという事です。
Excel で開いて情報を追加(グラフや情報など)した場合に、再度CSVファイルとして保存してしまうと追加した情報は保存されず、テキストデータのみになるという警告です。
情報を追加されたら「名前を付けて保存する」を選択して保存してください。
| 「自動データ変換」表示方法の設定
不便さは解決したけれど、同じファイルを開くたびに「自動データ変換」のメッセージは表示されます。データによっては毎回変換を無効にしゼロを表示したいデータもあります。
同じファイルを開くときに毎回メッセージを表示しない設定の手順もご紹介します
Excelを起動しシートを開き「ファイル」のタブ➔次の 画面下部の「オプション」 を選択
「データ」 → 「自動データ変換」 の箇所にある「先頭のゼロを削除して数値に変換する」のチェックを外すと、毎回ゼロが保持されたまま表示される
■Excelファイル入力時にゼロを表示するには
Excelで先頭にゼロのあるデータ(電話番号や商品コードなど)の新規ファイルを作成する時も、入力するシートに前もって「自動データ変換をしない」設定をするとぜロが表示されるので、用途に合わせて設定をするといいですね。
設定手順は上記、「自動データ変換」表示方法の設定と同じですので参照ください。
一般の人が困っている点をマニュアルにしてくれているのが大変ありがたいです。
ありがとー。