依頼書や申込書、連絡書などPDFファイルを使う機会が多い毎日、PDFの書類にちょっと文字を入力して編集したい場合には、ほぼ Acrobat Reader (無料版)で対応可能です。
Acrobat Reader (無料版)を活用してできる方法をご紹介します。
・・・INDEX・・・
■ Acrobat Reader (無料版)でできること
■Acrobat Reader (無料版)でできること
| ツールを使ってPDFファイルの編集や入力
Acrobat Readerは、PDFの閲覧・注釈や編集ができる無料のソフトウェアです。
無料版で編集や入力に使用できる主なツールはこちらです。
●コメントを追加 ●入力と署名 ●スタンプを追加
| Acrobat Readerでできること
テキストの選択とコピー
PDFのテキストを選択してコピーし、他のアプリに貼り付けて利用できます。
コメントの追加と編集
コメント挿入やテキストの入力、ハイライトや下線などの文字装飾などもできます。
「テキストコメントの追加」機能を使うと、PDFの定型文書にテキストの挿入がでます。
入力と署名
テキストの挿入、文書へ✅や✕、線付きテキストボックスなどのツールが挿入できます。
スタンプを追加
既定のスタンプや、電子印鑑(認印)などを作成して追加できます。
PDFを保存する、または再度PDFにする
編集が完了したら、その時点で変更は保存されます。
■PDFの編集をしてみよう
では、PDFの編集方法をご説明します。最新バージョンの表示画面でご紹介します。
| 「コメントを追加」を使う
・コメントを追加:コメントをポップアップで挿入
・テキストコメントを追加を使って文字を入力すればフォント/文字サイスの変更ができる
「コメントを追加」のツールバーと選択ツール
PDFファイルを開き、すべてのツールから「コメントを追加」ボタンをクリック、ツールバーの「コメントを追加」をクリックすると選択ツールが表示します。
▮「コメントを追加」を使ってポップアップでコメントを挿入
ツールから「コメントを追加」を選択すると黄色いマークが表示し、画面右のコメント欄にコメントを力できる。黄色いマークをマウスオーバーすればポップアップでコメントが表示される。訂正の依頼や指示などのコメントに便利。
▮「テキストコメントを追加」を使って文字を挿入
⒈ ツールバーより「コメントを追加」をクリックし「テキストコメントを追加」を選択
⒉ テキストを追加したい場所でクリックすると、フォント・サイズ・色などの設定ツールが表示するので設定して文字を入力する。設定の変更は、文字を選択してから行わないと反映しないので注意が必要。設定ツールの再表示は枠内でダブルクリックすると表示する。
⒊ テキストの枠や塗りつぶしの設定を行うには、枠内で右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択するとテキストボックスのプロパティ画面が開く。
⒋ 設定画面で、スタイル:プルダウンより「境界線なし」を選択すると枠線が消える。
塗りつぶしについては入力項目によってあり/なし、色を設定する。
| 「入力と署名」を使う
「入力と署名」のツールバーと選択ツール
ここでは主に「テキストを入力」「✓」「×」などや、入力フォームの選択ボックスに✅を入れたり、〇で選択肢を囲ったり消し込んだりできるツールが使えます。
テキストの入力については、「テキストコメントを追加」と少し違う用途があります。
▮「テキストを入力」を使う
このテキストは塗りつぶしなしでフォントの変更不可、文字の大きさと色の設定のみ可能ですが、文字間隔の調整ができるので、PDFファイルへの日付の入力などにも便利です。
テキストを入力 ➔日付を入力し三点マークをクリックすると「文字の間隔」で文字間隔を調整する枠が表示されますので、書面に合わせて調整してください。
🌱 テキスト入力に使う2つのツールの違い
コメントの「テキストコメントを追加」
フォントの変更ができる
文字のサイズ調整、色の変更が細かくできる
塗りつぶしのあり/なしを選択できる
入力と署名の「テキストを入力」
フォントの変更ができない
文字の色/サイズの変更はできる
テキストの間隔が変更できる
▮その他ツールを使う
その他の「✓」「×」点や丸で囲むなども用途に合わせて使用してみてください。
| 「スタンプを追加」を使う
定型スタンプのほかに、電子印鑑(認印)の作成と押印ができます。ツールから「スタンプを追加」を選択してください。(スクロールすると下の方にあります)
「スタンプ」をクリックすると、ダイナミック・標準・署名・電子印鑑からスタンプが選択できます。また、認印として活用できる電子印鑑を作成しておくとPDFに押印できます。
🌱 電子印鑑について -----------------------
作成&押印については、下記リンクより詳しくご紹介したマニュアルを参照ください。
| そのほかのツールを使う
▮「ハイライト」「下線」「取り消し線」「などいろいろな機能を使える
➊ ハイライト表示:ハイライトする部分をマウスで選択、色の変更ができる
➋ 下線:下線を引く部分をマウスで選択、色の変更ができる
❸ 取り消し線:取り消したい部分をマウスで選択
▮ 長方形・丸・矢印や線付きテキストボックスなどの挿入もできる
一部ですが、用途の多そうなツールをご紹介します。
➊ 長方形:押印枠を作ったり、PDFの文字を覆うことができる(枠や塗りつぶしは設定可能)
→ 文字を覆い隠し「テキストコメントを追加」機能で必要なテキストを重ねて文書作成が可能
➋ 引き出し線付きテキストボックス:細かい部分を矢印で刺してコメントできる
❸ 丸:必要な部分を囲む、押印部に㊞マークを付ける(文字はテキストコメントで追加)
➍ 手書き:手書きで描画できる
矢印、線などそのほかの機能も使ってみてください。
| PDFを保存または共有する
編集が完了したら、編集済みのPDFは別名で保存しましょう。
注意事項は、別名で保存したPDFファイルはまだ編集ができる状態のままという点です。
この編集済みPDFを他の人へ共有する場合は、再度PDFにする必要があります。
保存したPDFを再度PDFにして編集ができないことを確認してから、共有しましょう。
いかがですか?長くなってしまいましたが、無料版でもちょっとした編集はできますので、ウェブからダウンロードした申込書や文書への記入もPDFのままで編集してみてください。
いつも活用させて頂いています。
どんどん分かりやすいマニュアルになってますね。
今後のマニュアルを楽しみにしています。😄